ツジカワの魅力

先輩が語る

「製版」

ツジカワが生むモノ

アレもコレも!
みんなツジカワ

ツジカワの製版技術は、商品の顔となるメーカー名や商品名のロゴ、チョコレートやガムのパッケージなどで活かされている。実はコンビニの店内には、ツジカワが関わる商品があふれている。よく手にする週刊漫画の表紙が、特別号でキラキラしていたら、おそらくそれもツジカワの仕業だ。

  • 商品パッケージ
  • 箔押し・エンボス加工
  • 刃物加工

ツジカワが誇る技

100年前から。100年先へ。

製版

美しく繊細な視覚効果を生みだし、商品の付加価値を上げる製版加工。一口に「版」といっても、その種類は多岐に渡る。ホットスタンプ版、エンボス版、肉付け箔押し版、ラバー版、彩光腐食版…。ツジカワの彫刻技術は、紙のパッケージからプラスチック製品まで、ミクロン単位の深度要求に応え、さまざまな商品のあらゆるデザインへのニーズに応えることができる。

商品や食品などのパッケージやラベルの箔押し加工に使用される彫刻版。ブランドイメージや世界観を演出する

  • 版表面をR形状に彫り込むことにより、ホットスタンプとエンボスの同時加工を実現

  • 営業から送られる伝票をもとに製版データを作成

  • データをフィルムに焼きつけ、下図にして金属版がつくられる

  • 企業ロゴや商品名ロゴに、鮮やかで多様な視覚効果を施す

●製版工場

あべのハルカスをのぞむ立地の製版工場。エッチングマシンによる金属蝕刻処理を中心としている。設備の更新、作業の省力化をめざし、周辺環境に配慮した工場づくりに取り組む。

ツジカワに宿る魂

〈ツジカワイズム〉
すべてに応える

受注生産のツジカワだからこそ、譲れない想い。一つひとつの違う商品に対して、真摯な試行錯誤を繰り返す。例えばそれは彫刻の深さに現れる。お客様の求める彫りの深さだとシワが出てしまう場合も、不可能だとは言わない。用紙の選定を見直し、試作を繰り返し、実現できるまであきらめない。

先輩が語る
ツジカワの魅力

コンビニで見かけるあの商品。
パッケージには私の手がけた刻印が。
町じゅうに、仕事の証が残される。

東京を舞台に、
ブランド商品を手がける
営業ウーマン

東京営業所
2013年4月 入社
東京営業所配属
鮮やかに切る!
シャープニング加工
データクリエイター

製版部
2011年4月 入社
任される仕事に日々奮闘中!
入社2年目“みんなの後輩”

製版部
2017年4月 入社

▼3人の仕事風景をCheck!

▼竹澤さんのプライベートをCheck!

▼木村さんのプライベートをCheck!

▼川添さんのプライベートをCheck!

堅実な仕事、結果は華やか
真摯に向き合うモノづくり

製版工場で働く2人の女性、入社8年目の木村さんと、2年目の川添さん。この2人が生みだすモノを社会へ流通させているのが、紙製品中心の営業を担当する竹澤さんだ。若手と中堅、そしてベテランに差しかかる3人。それぞれが違う役割を担い、ツジカワを支えている。
彼女らの手がける製品は、大企業の有名なブランド商品であることが多い。スーパーマーケットやコンビニ、ときにはテーマパークで、自身の仕事の結果を目撃できることにやりがいを感じるそうだ。特に昨年入社したばかりの川添さんは、手がけた商品が目に飛び込んできたときの喜びをとても新鮮に語った。
「自分でつくった版が商品になっているのを見つけると、めっちゃ嬉しいんです!特に大阪の有名テーマパークで、自分の手がけた版が施されたパンフレットを手にしたときは、はしゃぎまわりましたね。“これ、あたしがやってん!”と、友達に見せびらかしました(川添)」。
東京営業所で働く竹澤さんも、入社のきっかけは漫画雑誌の表紙だったと語る。
「合同企業説明会で、ツジカワのブースに自分が愛読していた漫画雑誌が置いてあって。表紙に特殊なキラキラ加工が施されている特別号で、“あ、このキラキラをつくっている会社なんだ!”と知りました。志望していた業界とは違ったけど、一気に興味を持ちましたね(竹澤)」。
期間限定品のお菓子の新しい味をいち早く知ることができる、好きな作品と関われるチャンスがある…。3人の女性からはミーハーにも感じられるやりがいが続けて語られたが、こうした「商品の顔」を請け負うからこそのプレッシャーもある。
「例えば医薬品のパッケージや包装シートは特にシビア。当然のことですが、1文字も間違えてはいけない。目に飛び込んでくる第一印象を担っているからこそ、そこで伝えなければならない正しい情報、届けたいメッセージを版に刻みつけることを心がけています(川添)」。
商品を見る喜びの前には、モノづくりへの真摯な想いがある。こうした情熱を経てこそ、商品の完成を町じゅうで目にしたときの達成感を強く感じるのだ。

中小企業だからこその風通し
家族のようなチームワーク

シャープニング刃の作成用データをつくる木村さんは、営業と製造の連携で乗り越えたひとつの仕事を語った。
「私がデータ制作を担当するのは、レセプションの招待状や特注のポスターなど、お客様にとって特別な一品です。“切り抜く”という性質上、必要な刃型のラインにミスは許されない。本来つながっていなければいけないところ、そこに刃があると切れてしまう。慎重に確認していますが、データ上のことなので難しくて。以前、大きくて複雑な絵柄のシャープニングデータをつくったことがありますが、そのとき、実際に手で切って一つひとつ確認してくれたのが営業の竹澤さんでした。そのデータ通りの刃型で問題ないのか、カッターでなぞり、時間をかけて試し切りしてくれたんです(木村)」。
残念ながらそのデータには不備が発覚した。しかし、そのおかげで修正することができ、ことなきを得たという。当の竹澤さんは少し照れながらも、「だってチームだもん」と語る。
「お客様の満足のために、できることは全部やりたい。やっぱり、特別なモノをつくりたいから、ツジカワに頼んでくださっている。だからこそ要望のハードルは高いし、製造の現場から難しいと言われることもあるけど、少しでも可能性があるなら挑戦しなくちゃ。製造のミスは営業がサポートするし、逆に、私がミスをしたときも製造に助けてもらっています(竹澤)」。
どの工程がつまづいたとしても、それをカバーする体制が整えられている。製版部は、受注したその日に製品を出荷することが多い。だからこそ、チームでより効率よく動き、作業をこなすことが重要だ。残業時間を減らすことにも、会社全体で取り組んでいる。
「大きな企業と違って、社長との距離も近いんです。期ごとに、縦割りや横割り、さまざまなメンバーで社長と話す機会をつくってくれます。女子会with社長、なんてこともありましたね(笑)。相談できる人も機会も多いので、安心して働ける職場だと思います(竹澤)」。
ツジカワで働く3人の女性。これから結婚や出産を迎えるかもしれない。しかし、そうした機会を迎えた先輩たちが社長と話し合うことで、ルールづくりが丁寧に進められている。
最後に、ツジカワに望む若い力を聞いてみた。
「想像力豊かで、チャレンジ精神と忍耐力を持つ人。私はいまの業務とは関係がないけど、3Dプリンタに興味がある。川添さんも、自分ができる仕事の領域をどんどん広げていこうと頑張っている。現状維持に満足するんじゃなくて、“新しいことがしたい!”という気持ちでいっぱいな人にぜひ来てほしいです(木村)」。